Ruby on Rails チュートリアル 晩秋集中セミナーに参加しました
『Ruby on Rails チュートリアル』解説セミナー(Rails 4.2対応) / 晩秋集中セミナー - CoEdo.rb | Doorkeeperに11月21日から参加しています。
5日間、計36時間の集中セミナーで、ほんと受講生よりも講師の方が間違いなく大変だろうなぁ...
とりあえず3日間終わりましたが、1章ずつネタになりそうな部分は残していこうと思います(特に8章は意見があるw
Ruby on Rails チュートリアルの構成
チュートリアルの流れはこんな感じです.
- Railの基本、環境の構築
- chapter 1 : rails環境のセットアップ
- chapter 2 : 簡単なアプリを作ってみる(Scaffold)
- RailsのMVCモデルをそれぞれ学習する
- chapter 3 : Controllerとroutesを作る
- chapter 4 : rubyのrails風味
- chapter 5 : Viewを作る
- chapter 6 : Modelを作る
- MVCを組み合わせて
- chapter 7 : Model/View/Controllerを組み合わせる
- chapter 8 : 認証(ログイン・ログアウト)
- chapter 9 : 認可(データの修正・削除)
- chapter 10: アクティベーション(+メール)
- chapter 11: twitterライクアプリ作成
1.2章で全体の流れを掴み、3〜6章でMVCモデル、7章以降でその組み合わせでWebサイトを作成するという感じです。
難易度
初心者向けという内容は間違いは無いのですが、チュートリアルの背景をちゃんと理解して進めようと思うと、多少なりともコンピュータサイエンスの基礎周りは知っておかないと辛いです。5日間の突貫でやるとなると、やっぱりそれなりに知っておかないと予習・復習の時間が絶対に足りないはず^^;
1 ~ 6章までは比較的簡単ですが、 7章以降はモデルなどの考え方も含め、情報処理の知識が必要になってくるので間違いなく独学で初心者だと詰まる。
- オブジェクト指向プログラミング
- MVCモデル
- 関係データベース
- バージョン管理
- ネットワーク基礎
- etc....
こういった用語を知らなくても、まぁやりながら覚えていけばいいとも言えますが
「Railsはプログラミングなんかじゃないよ。Railsだけ勉強していても、本当の意味での開発はできるようにならない」ってことです。
(中略)
Railsはマニュアルどおりにやれば、たしかに初心者でもウェブサービスが作れちゃいます。「なんかよくわからんけど、ツイッターもどきが作れた」「なんかよくわからんけど、掲示板みたいなの作れた」みたいな感覚。
という感想をRailsに持ってしまうのもわかる気がします(これはRailsと言っても題材が違いますが。つかネタ書こうと思ったらもうサイト消えてたよ!
しかし、Ruby On RailsでWebアプリケーションを作りながら、そこで色々な情報処理技術も身につける(こっちが主)としてこのチュートリアルと見ると良い教材だろうなぁとは思ってます。全く知識がない人が0からこのチュートリアルをやると間違いなくハマりますが(それでもCloud9のお陰で相当楽になってる)、Web開発の主流な開発を通しで知る良い教材です
補足
実は先日「今後のICT社会の方向と求められる人材像、および専門学校教育のあり方」という内容で、rubyの中の人のmatzさんのお話を聞く機会がありました。この少人数でmatzさん!?というぐらいの状況だったのですが、予定で貰ったアジェンダとは違った内容でちょっと…あれ?…と思ったのは内緒。たぶん大人の事情
その中で1点すごく印象に残った一言がありました。
基礎を学んでも達成感はない。作ったという実感が大事なのではないか。 作って、過去を振り返って勉強する。という流れが良いのでは?それがプログラムした達成感になってモチベーションになるはず
私も同じ意見で、やっぱり細かい技術は後付けでいいから、取り敢えず通しでアプリケーションを作った体験するって重要だと思ってます。 そして何のために各種情報処理技術が存在しているのかも、この開発経験を通してでしか実感として得られない
そう考えると、流行系の開発スタイルを一式体験できるこのRuby On Railsチュートリアルってすごく優秀。現在どういう技術が必要で、どこで利用されているのかが説明できるし、応用編にも入っていける。けどフォローがあってこそなので、独学だけで何とかなる人は優秀な一握りかな。。。